高級ブランドや東京資本の大型店などが立ち並ぶファッション激戦区「心斎橋」

大阪で唯一の公認の遊郭であった新町と、芝居小屋などが集まっていた道頓堀を結ぶ道筋として、心斎橋筋は古くから店が立ち並び、江戸時代後期には既に栄えていたと言われています。老舗専門店がずらりと軒を並べ「東の銀座、西の心斎橋」と称され、経済的に余裕のある客が訪れる商店街だったと言われており、1990年代後半からは「ルイ・ヴィトン」や「シャネル」「ディオール」など海外の有名ブランドが相次いで出店し、心斎橋には高級ブランド街が形成されました。
一方で、商店街の客層が若者が多くなり、それに伴い老舗専門店がドラッグストアや価格安をうたったチェーン店などに次々変わるなどの変化がありました。そして、心斎橋の2大百貨店であった大丸とそごうのうち、そごうが閉店し、大丸の北館として開業する際、北館では若い女性をターゲットとする人気ブランドを集めたため、ますます若者の客層が増えることになったそうです。
そんな時にファストファッションブームが起こり、「H&M」や「ZARA」「Forever21」「GAP」の大型店が心斎橋に進出し、ユニクロも既存店をジーユーに変更し、別に国内初のグローバル旗艦店をオープンさせました。H&Mはそう離れていない戎橋と心斎橋に店舗を設けるなどこのエリアでの販売に力を注いでいるようです。心斎橋の通行量は増え、それに伴い人気セレクトショップの出店も相次ぎました。高級店からファストファッション、セレクトショップなどがあまり離れていないエリアに集中する心斎橋には、アジアからの観光客がたくさん訪れるようになったそうです。
グリコの看板や巨大カニ看板など観光も楽しめ、お好み焼きやふぐ料理などご当地フードも食べることができることや、商店街などでお土産にできる商品が安価で売られていることが人気の理由のようです。最近ではアジア系の観光客だけでなく、アメリカやヨーロッパ、インドやイスラムからの観光客も増えているそうです。